WSについて(内容編)
こんにちは、成井硝子店の成井豊です。
「成井硝子店/2021夏のワークショップ」
についてさらにご説明します。
このワークショップでは
エチュード(即興演技)と
台本練習を中心としたレッスンを行います。
エチュードでは
主に自分自身を演じてもらいます。
演技の初心者は台本をもらうと、
- 自分の役のセリフにラインマーカーを塗る。あるいは、番号を振る。
- 自分の役のセリフを繰り返し読んで、自分の役がどんなキャラクターか考える。
- そのキャラクターになろうとする。
これは大きな間違いです。
人は、自分以外の人間にはなれません。
台本を読んで考え出した、
架空の人間にはなれません。
プロの役者は、
そんな愚かなことはしません。
ではどうするかというと、
- 自分のセリフだけでなく、台本全部を何度も読む。
- その時、自分の役を、自分自身だと考える。そして、自分の役のセリフを、自分自身で言ってみる。
- すると、自分のままでは言えないセリフに気づく。
- それでは、自分の性格をどのように変えればそのセリフが言えるか、考える。もっと自信家になるとか、社交的になるとか。そして、言ってみる。
- その作業を繰り返すうちに、すべてのセリフが楽に言えるようになる。その時、自分が演じている役は、いつもの自分とは大きく変わっている。が、それはあくまでも自分自身。
これが本物の役作りです。
つまり、役作りとは自分の変形であり、
役はあくまでも自分自身。
今の自分とは違った人生を歩んでいる、
もう一人の自分なのです。
演技の第一歩は、自分を演じること。
ただし、それは、普段の自分ではなく、
どんな感情でも伸び伸びと表現できる、
自由な自分です。
感情解放を成し遂げた自分です。
そのような自分になってしまえば、
変形は楽にできます。
今回のワークショップでは、
様々なレッスンで自分を演じてもらい、
この「自由な自分」を獲得してもらいます。
どのレッスンもけっして難しくないので、
知らず知らずのうちに、
獲得できるはずです。
皆さんの参加をお待ちしています。
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