WSオーディション内容紹介


成井硝子店の成井憲二です。

今回は11/14[日]・11/21[日]に開催される
ワークショップオーディションの内容を
ご紹介していきたいと思います。


シアターゲーム

挨拶・自己紹介は初めにするとして
最初に参加者の皆さんと行うのは
シアターゲームです。

シアターゲーム本来の意味である
意識の分散はもちろん、
私はリズムを重視したゲームを
実施したいと思います。

私は演出をする際、
台詞のリズムを大切しています。

笑えるシーンも泣けるシーンも
台詞のリズムが崩れていては
笑えなく、泣けなくなってしまいます。

最低限のリズム感を持つ人に
ぜひ公演にも参加していただきたいです。


プレゼンテーション

シアターゲームの次は
プレゼンテーションをしてもらいます。

好きな映画や食べ物、YouTuberなど
他の人に好きになってもらいたいものを
60〜80秒の間に
全力でプレゼンしてもらいます。

これはテンションを上げるための練習です。

ただ説明するのではなく
納得させる、好きにさせる。

例えばプリンをプレゼンする場合、
80秒後には他の参加者が
食べたくて仕方ない状態、
帰りにコンビニで買って帰りたくなる状態に
もっていく必要があります。

これを台本無しで
思いつくままに語らなければならないので
相当なテンションの上昇が必要です。

100人程度の劇場とはいえ舞台に立つ以上、
テンションを楽に上げられる人と
芝居作りをしていきたいです。


ダンス

プレゼンの後はダンスです。

基本的にWSオーディションは
私・成井憲二の進行ですが
このダンスだけは姉の成井夏野が担当です。

30分程度で覚えて尚且つ踊れるダンスを
夏野が当日振り付けをし、
参加者の皆さんには踊っていただきます。

どんな振りになるのかまだ分かりませんが
恐らくヘンテコなダンスになると思います。

来年の硝子店第2回公演でも
夏野が振り付けしたダンスシーンを
上演する予定です。

ダンスが上手い必要はありませんが
身体管理の出来る人が望ましいと思います。


いきなり本読み

ダンスの後は台本練習。
タイトル通り、いきなり本読みをしてもらいます。

ハイバイ主宰の岩井秀人さんが
現在WOWOWでシリーズ化している
「いきなり本読み」の真似です。

参加者にはその場で初めて渡された台本を
いきなり読んでもらいます。

設定等はおいおいお伝えしますが
台本を初見でどの程度理解出来るのかを
見させていただきます。

また繰り返す中で僕が少しずつ
ダメ出しをしていきます。

これは擬似稽古の意味合いもあります。

私がいつもどんな風に稽古をしているか、
どんなダメ出しをしているかを
皆さんに品定めしてもらうのです。

こんな演出なら受けたくない!
と思われないよう努力しますので
皆さんはどんな演出をするのかも
チェックしてもらえればと思います。


エチュード

本読みの次はエチュードです。

今回のWSオーディションでは
本読みよりエチュードを重視します。

恐らく舞台経験をある程度積めば
台詞を流暢に喋ることは出来るはずです。

しかし自分自身を面白く演じるのは
なかなか難しい。

テンションの上がった面白い自分、
お客さまに愛され記憶に残る自分が
出せる人を探しています。

今回のエチュードでは
3人程度のグループに分かれてもらい、
大まかな状況設定をお渡しした上で
自由に演じてもらいます。

また同時にミッションを用意しますが
制限時間は3分を予定していますので
遂行するのは難しいと思います。

しかしぜひチャレンジして
面白いエチュードになればいいと思います。


創作芝居

最後は創作芝居です。

エチュードで扱った設定をそのまま引き継ぎ、
新たな設定を参加者に付け加えてもらいます。

例えば近未来の設定にするとか、
舞台を島根県の田舎町にするとか。

キャラクターの設定もお任せします。

同じ言動をするにしても
真面目な人だからなのか、
ちゃらんぽらんな人だからなのか、
動機付けによって中身は大きく変わります。

どんな設定を創造し選ぶのか、
そのセンスを問わせていただきます。

役者は台本には書いてない設定や感情を
稽古などを通して想像し、
それを実際に具現化・創造することが
役割だと私は思っています。

創造(想像)の力はとても大切だと思うので
その力を養って欲しいと思っています。

かなり難しいことを要求しているのは
重々承知しています。

当日は15〜20分程度、
エチュードをやった時と同じグループで
相談・稽古の時間をお渡しします。

エチュードの反省を活かし
グループ毎で全く違う芝居になれば
良いなと思っています。



以上がWSオーディションの内容全てです。

特に参加者の皆さんに
事前に用意していただくことはありません。

逆に言うと用意させないような
内容にわざと設定しました。

演じられた予め準備されたものではなく
その場で新たに生まれる何かの方が
きっと面白いと思うからです。

失敗したって、
たった4時間半の付き合いです。

ぜひフラットな気持ちで
遊びに来るような感覚で
参加していただけたらと思います。

10/14[木]23:59の締め切りまで
まだ数日ございます。

応募要項も簡単なもので構いません。
ぜひご応募ください。

会場でお待ちしております。


0コメント

  • 1000 / 1000